機関投資家と証券会社、あるいは証券会社同士の間に立ち、国債を用いた債券レポ取引(現金担保付債券貸借取引)の仲介を主に行い、営業担当者1人当たり10~20社の金融機関を担当しています。銘柄を指定せず取引するGC取引(ジェネラル取引)と、特定の銘柄を指定して取引するSC取引(スペシャル取引)があり、GC取引は国債を用いた資金の調達・運用および国債担保の調達、SC取引は証券会社が空売りした国債の手当てなどに使われています。取引を活発に行い、お客さまに情報を提供することを通じて厚みのあるマーケット、適正な市場レートを形成することが、証券営業部の使命であるといえます。
営業といっても、基本的にはオフィスの中で電話等を使っての仕事です。わたしが担当している機関投資家や証券会社に電話やメール等で国債の貸出(=資金の調達)ニーズや国債の借入ニーズを聞き出し、双方の条件をすり合わせ、約定します。取引が終わった後は、お客さまにヒアリングし、また情報ベンダーへのマーケット情報の提供、さらに部内の回付資料の作成等も行っています。
若手のうちからマーケット業務の最前線に立つことができ、金融取引のダイナミズムを感じられると思いました。また、全社員130人程度という比較的小さい会社なので、活躍するチャンスが多いのではないかと考えたためです。
取引を約定することを「ダン(Done)」といいますが、やはりお客さまから頂いた注文をダンした際にはやりがいを感じます。
志望業種を絞りすぎず、時間の許す限りいろいろな業界・企業のお話を聞いてみることをお勧めします。そのなかで、自分に合った会社がきっと見つかるはずです。
配属から今まで証券営業部でフロント業務にあたっています。将来的には他部署フロントやバックなどさまざまな部門の業務を経験するなかで部門横断的に知識を身に着け、お客さまからの多様なニーズにワンストップでお答えできる短期金融市場のスペシャリストになりたいです。